2025.11/10
Drop&Typeを使ってみよう06:よくあるアウトラインのエラーと対処法01
前回の記事ではパス描画の際のコツや注意点について触れてきました。
今回はパス描画のエラーが原因でDrop&Typeで生成したフォントの文字がうまく表示できない時の事例や対処法をいくつか紹介します。
1つ目は1文字のアウトラインの中で複数のパスが重なっている時に起こるエラーです。通常は複数のパスが重なっていても問題なくフォント上で文字は表示されますが、稀にアウトラインの一部が消えてしまったり、重なった部分に意図しない白抜きが発生してまうことがあります。
おそらくパスの方向や重なり方が原因のことが多いですがIllustrator上ではパスの方向の確認が難しいので「複合パス」(オブジェクト>複合パス)や「パスの合体」(ウィンドウ>パスファインダー>形状モード>合体)の機能を使って複数のパスを一つにまとめると解決できます。
パスの合体では複数に分けていたパスを一つの袋文字状のアウトラインにしてしまうので、なるべく元々のパスの状態を保ったままエラー解決したい場合には初めに複合パスを試してみることをおすすめします。それでも解決しない場合にはパスの合体を使ってみましょう。

2つ目は「は」のようなループのある文字の白抜き部分がllustrator上では白抜きになっているのに生成したフォント上では黒く塗りつぶされてしまうエラーです。
前回の記事で紹介した中マドや複合パス機能を利用して白抜きにしてもエラーが出てしまう場合には、パスの引き方を外側のアウトラインと内側(白抜き)のアウトラインに分けるのではなく、文字を書くときのように1つループ状の線としてアウトラインを取ってみましょう。
パスの引き直しは少し手間はかかりますが、この方法で解決することが多いです。

製品情報:
Drop&Type 2.0
動作環境:Adobe IllustratorがインストールされたmacOS、Adobe IllustratorインストールされたWindows 10(日本語版)
生成ファイル:OpenType フォント(ヒント情報は含みません)
価格:4,000円(税込)
(XYZ)