2026.7/13
文字の名前とグリフの名前02「文字とは何か」
「文字とは何か」などと言い出すと、ちょっと哲学的な話に向かったりしがちですが、ここではそういうのは避けて「フォントの世界」における文字の話をします。言い換えれば、広義のコンピュータで扱う文字です。
フォントの世界では、文字コードと紐付いているものが文字(character)です。つまり「あ」と「ぁ」は別の文字、「か」と「が」は別の文字です。一方「辻」という字のしんにょうの点の数が1つでも2つでも、Unicodeの符号位置はどちらも8FBBなので同じ文字です。

おそらく皆さんの環境では、普通に「つじ」と入力して漢字変換すると二点しんにょうの「辻」の方が表示されるのではないかと思います。わたしは文章を作成するときには、昔からMacに入っているOsakaというフォントを使うクセが抜けていないので、今もこの原稿をOsakaで書いています。そのためわたし目の前のディスプレイに表示されているのは一点しんにょうの「辻」です。
次回は、ちょっと寄り道になるかもしれませんが、「なぜフォントによって同じ字が一点しんにょうだったり二点しんにょうだったりするのか」という点に触れておきたいと思います。
(mm)