シリーズタイプエンジニアリング/ヒントの話
2026.5/25
ヒントの話05「極点とヒント」
フォントデザインの現場では、曲線の構成において「極点(Extreme Points)」にポイント(制御点)を置くことが推奨されています。極点とは、曲線を描くためのハンドルの角度が、完全に「水平(0度)」もしくは「垂直(90度)」になる位置を指します。円でいえば、東西南北の最も端になる4点がこれに該当します。
たとえばイタリック体の「O」では見た目の上の頂点は斜めの位置にありますが、データ構造としては、その見た目の頂点とは別に、座標上の最も高い位置・低い位置・左右の端となる位置(極点)にポイントが置かれていることが多いです。

極点があることでアウトラインの構造が明確になり、後工程の処理が安定しやすくなります。極点はヒンティング処理の拠り所ともなるので、描画品質の点でも大切な役割を担っています。
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