2026.6/22

ヒントの話06「フォント辞書の働き」

欧文フォントがカバーしているのは基本的にはラテンアルファベットという単一の体系ですが、日本語フォントは、漢字、仮名、英数字など、構造の異なる文字を含んでいます。このような複数の文字クラスを処理するための仕組みが「フォント辞書」です。

CFF形式の一般的な日本語OpenTypeフォントは、「漢字」「仮名」「プロポーショナル欧文」「全角欧文」「半角欧文」などの辞書を持っています。このシリーズで以前に紹介したBlueValuesなどについて、辞書ごとに異なる設定を持つことができます。

ラテンアルファベットは「ラインに揃える」システムに基づいてデザインされていますが、漢字や仮名は仮想ボディと呼ばれる正方形の枠を基準に配置されるため、特定のラインに合わせてオーバーシュートを抑制するという概念がそもそもなじみません。そのため、漢字や仮名用の辞書においては、BlueValuesには実質的には機能しないダミーの値が設定されます。

(mm)

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