2026.9/7
文字の名前とグリフの名前05「欧文フォントのグリフ名」
フォントの内部では、収録されているそれぞれのグリフが名前(glyph name)で管理されています。Adobe-Japan1フォントのようにグリフにCIDが振られているフォント(CID-keyed font)の場合、CIDがグリフ名の役割を果たします。一方、欧文フォントなどCIDを振られていないフォント(name-keyed font)には、それぞれのグリフには文字列による名前がついています。たとえば「A」なら「A」、「a」なら「a」、「1」なら「one」です。
name-keyed fontにおいてグリフ名の指標となるのが、Adobe Glyph List Specificationという仕様です。この仕様は、新しいフォントで用いるべき推奨グリフ名のリストとしてAdobe Glyph List For New Fonts(AGLFN)を参照します。「A」「a」「one」は、いずれもAGLFNで定義されているグリフ名です。

AGLFNで定義されていないグリフは、Unicodeの符号位置と紐付いていればそれをグリフ名とするのが標準的な作法です。たとえばUnicodeの符号位置の16進数が021Bなら、グリフ名は「uni021B」または「u021B」とします。
Adobe Glyph List Specification
Adobe Glyph List For New Fonts
https://github.com/adobe-type-tools/agl-aglfn
(mm)