
前回の「デザインするのが難しいと感じるグリフ」に引き続き、今回は「比較的デザインがしやすいと感じるグリフ」は何かをタイププロジェクトのデザイナー達に聞いてみました。
回答の中で多かったのは「書体によって変わる」「あまりない」というものでした。
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書体のデザインによって変わる。
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書体によって変わりますが、「の」はわりと気楽に作ります。
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あまりない:
やはりまだどのグリフも意識することが多いです。
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日々苦戦しているのであまり思い当たらないです。
確かにグリフによっては書体のスタイルや用途によって形が大きく変わるものもありますし、毎回それぞれに工夫を凝らしながら制作しているので「デザインしやすい」と言えるグリフをピンポイントで上げるのは簡単ではないのでしょう。
一方で、慣れている・馴染みのあるグリフを作りやすいという人もいるようです。
新しく挑戦するものよりも見慣れているものの方がしっくりとくる形を見つけるまでの時間が短い、ということはあるかもしれません。

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小学校高学年あたりで習う漢字:
馴染みのある漢字だと落とし所が決まりやすい気がします。低学年の漢字だと画数が少なすぎて逆に緊張したりします。
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a:
作り慣れてるからそう感じるのかも。
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スペース類:
空っぽだから。
(XYZ)
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