ベジエ曲線入門05「UFO の Glif フォーマット」

近年のフォント開発現場では「UFO(Unified Font Object)」というフォーマットを扱うことが増えてきました。

UFO では各データが独立したファイルとして保存され、しかも可読性の高い XML で記述されます。バージョン管理ソフトとの相性が良く、コラボレーションが容易になるのが大きな利点です。

UFO フォーマットでは、各グリフの情報は GLIF(GLyph Interchange Format) 形式のファイルで格納されており、ベジエ曲線の命令は contour(輪郭)内の point 要素で示されます。

典型的な GLIF ファイルの例を示します。

<xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?>
<glyph name=”A” fomat=”2″>
 <advance width=”500″ />
 <outline>
  <contour>
   <point x=”100″ y=”100″ type=”move” />
   <point x=”200″ y=”100″ type=”line” />
   <point x=”200″ y=”200″ type=”line” />
   <point x=”100″ y=”200″ type=”line” />
   <point x=”100″ y=”100″ type=”line” />
  <contour>
 <outline>
</glyph>

詳しい仕様を知りたい場合は、以下の資料を参照してください。
https://unifiedfontobject.org/versions/ufo3/glyphs/glif/#point

(LN)

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