ベジエ曲線入門04「PostScript」

PostScript はページ記述言語と呼ばれ、印刷用データを定義するために Adobe で開発されたプログラミング言語です。身近な例として、PDF の内部構造は PostScript をベースにしています。

多くの OpenType フォントのアウトライン情報は PostScript で記述されているため、フォントエンジニアリングでは避けられない形式です。

少し詳しく話すと、PostScript にはもともとフォントに関する仕様があり、それを継承して(TrueType の仕様を融合させて)OpenType フォントの仕様を作ったという経緯があります。

例として以下のコードを拡張子「.ps」で保存し、Adobe Illustrator などで開けば描画内容を確認できます。

%! %%BoundingBox: 0 0 595 842 newpath 100 100 moveto 100 200 lineto 200 200 lineto 200 100 lineto closepath stroke showpage

詳しい仕様を知りたい場合は、以下の資料を参照してください。
https://www.adobe.com/jp/print/postscript/pdfs/PLRM.pdf
(518ページ・Path Construction Operators)

(LN)

シリーズアーカイブ タイプエンジニアリング / ベジエ曲線入門